借地権のメリット・デメリット

2024年04月07日

こんにちは。OKUTA不動産です。
4月とはいえ暖かかったり寒かったりの日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、「借地権のメリット・デメリット」について、お話させていただきます。​

 

借地権とは?

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不動産広告を見ていて、思わず「安いな」と感じる物件があるかもしれません。
一般的に、相場より安い物件があった場合は、「再建築不可」や「事故物件」など、何か安いなりの理由があるものです。
そのような相場より安い理由の一つが、土地利が「借地になっている場合です。

借地とは「第三者から土地を借り、対価(地代)を支払い借りた土地(借地)の上に建物を建てる利」ということです。
​​​​借りる人の事を借地者と呼び、貸す側の地主さんは借地設定者や底地人とも呼んだりし、地主さんには土地を借りる対価として借地者は毎月地代を支払います。

借地権のメリット

不動産の価格が安い

駅から近い立地の良い物件を買おうとした場合、予算が相場感と合わない場合には、借地の物件は選択肢になるかと思います。
購入価格を抑えて希望の条件を叶える、という点は、借地メリットです。

・固定資産税がかからない

借地の場合には、固定資産税がかかりません。
また、将来相続が発生した場合にも、土地所有を所有しているよりは資産価値が低く評価されるため、相続税対策としても有効です。

 

借地権のデメリット​​​​​

・毎月の地代が発生する

マンションの場合には、管理費修繕積立金などと一緒に引き落とされるケースが多いですが、戸建の場合ですと、毎月振り込まないといけない、又は毎月持参しなければならない、といった制約も発生します。

・住宅ローンが組めない場合がある

住宅ローンの商品によっては、借地の残存期間しか住宅ローンが組めない、といったものもあります。

この場合、長期の35年の住宅ローンを利用したかったのに、20年しか組めなかったといったケースも発生します。

・処分や売却がしずらい

もし事情により売却しなければいけなくなった場合でも、売却をするには地主の「承諾」をもらわなければいけません。

また、一般的に承諾をもらうためには、「承諾料」が発生します。

こうした手間やコストがかかってしまう点も、借地デメリットです。

借地には以上のようにメリットデメリットがあり、その判断はそれぞれの物件によって異なります。
少しでも気になる事や疑問点がありましたら、OKUTA不動産へご相談ください。